太ってみえる?その格好

男もアラサーくらいになってくると、お腹が出てきたりとぽっちゃり化が気になる方も増えてきます。結構体重や体型を気にして、食事量を減らしたり、運動したりしている男性って多いですよね。

年を取ると代謝が落ちるから、若い頃と同じ量を食べていたら、太るんですよ。
若い人は、覚悟しておいてくださいね!

今日は、ぽっちゃり男子のための、着やせコーディネイトを考えます。

 

基本:太い部分を隠し、痩せている部分を見せる

これに限ります。
これさえ守っていれば、着やせして見えるはずなのです。

お腹が出ているなら、お腹のぽっこりが目立たないトップスを選んで着る。
お尻が大きいなら、お尻の大きさがカバーできるシルエットのパンツを選ぶ。
二の腕が太いなら、出さない。

で、肉がつきにくいところというのが、通称「3首」です。
首(~鎖骨)、手首、足首。
この部分って、余程太らないとお肉はつかないはずです。
この部分を効果的に使い(見せ)、太っていないよう錯覚させるのは、着やせの基本テクニックだと思います。

着やせのキモはサイズ選び

いかに太っている部分を自然に隠すか、これなんです。
サイズ選びは非常に重要なのです。

大きいサイズを着ると太ってみえるから…大きいサイズを着るのはデブの証だから…と、身体に沿うラインの洋服のサイズを選んで買う人がいます。
それは逆効果だと思います。なぜ、わざわざ太っている部分を強調するのですか!
なぜ、わざわざ出ているお腹が強調されるような大きさのTシャツ着ちゃうかな!

お肉が付いている部分、いわゆる”ぽっちゃりポイント”が強調されないサイズこそが、ぽっちゃり人にとってはジャストサイズなのですよ!
かといって、大きすぎるサイズは余計に太って見えますし、不恰好なので、適度なゆとりが自然にぽっちゃりポイントを隠すようなものこそが、ジャストサイズッ!

参考記事:「男のパンツ”ジャストサイズ”ゆる指南」

だから、サイズ選びは大変なのです!
これは、試着するなりして、探っていくしかありません。
いかに自分のぽっちゃりポイントを隠しつつ、自然に”普通”あわよくば”ほっそり”見せる服のライン、ツボを…。

しかし。
ぽっちゃりしている自分が悪いのであり、それを都合よく隠そうとしているのですから、多少の苦労は伴って当然だと受け入れましょう。

特にカットソー、パンツは、サイズ選びがキモなの。
ぽっちゃりポイントを外に見せず、かといって大きなサイズを着ていると思わせない服。
そんな都合の良い服そうそうないだろ…と思いがちですが、意外にあります。

http://zozo.jp/shop/senseofplace/goods/4396874/

http://zozo.jp/shop/senseofplace/goods/4396874/

着やせして見えやすいアイテムまとめ

太って見える服、痩せて見えやすい服は存在します。
サイズ選びも大切ですが、アイテム単位でもあると思いますので、紹介します。

シャツ(ロングシャツなら尚可)

シャツは着やせアイテムだと思います。
前のボタンがはち切れんばかりにパツパツなものは論外として、基本的にやせて見えるアイテムです。
元々、身体のラインに沿う服ではないですからね。
特に肩幅が狭い方はチャンスで、華奢に見せやすい服です。

参考記事:「年中着られるおすすめシャツ5選」

お腹が出ているうえ、尻もでかいぜ!という人にオススメなのは、お尻が隠れる位に長いロングシャツ。
ロングシャツは、どーんと縦のラインをまっすぐ作ってくれ、スッキリ見えます。
動きやすさを考慮し、身体にピッタリ沿うようなラインのものも少なく、自然に気になる部分をカバーしてくれると思います。さらに、全体のバランスを取るために袖を捲って手首部分を出せば、よりスッキリ。

http://admin.pal-blog.jp/brand/ciaopanic/shop/shinjuku/

http://admin.pal-blog.jp/brand/ciaopanic/shop/shinjuku/

 Vネックのカーディガン

クルーネックよりは、縦にシュッと開いている分、シャープな印象に!…すなわち痩せてみえがち。
ボタンをしめずに羽織った場合のスッキリ感はなかなかのもの。
ぽっちゃりの味方だと思います。

首もとのすっきり開いたカットソー

首元が詰まっているより、鎖骨が覗くくらいゆるい方が、すっきり見えます。
顔や頭が大きいのを気にしている人も、この方がすっきり見えると思います。
いま流行のクルーネックでも、詰まりすぎているものではなく、適度に開いたタイプを薦めます。

ポイントは、適度に、です。開きすぎていても色々問題です。

http://zozo.jp/coordinate/?cdid=26063

http://zozo.jp/coordinate/?cdid=26063

暗い色のパンツは、やはり細く見える

やはり、暗い色の方が締まって見えると思います。
身近のぽっちゃりめの男性(尻大、腿太)が、黒いパンツ、ノンウォッシュのダークブルーのデニム、ブルージーンズ、チノパンをそれぞれ履いて来るのですが、全く印象が違います!
全てストレートシルエットですが、断然暗い色の方が細く見えます。

個人的な感想ですが、痩せて見える順に、
ノンウォッシュのデニム、黒パンツ、ブルージーンズ、チノパン、の順でしょうか。

やはり、濃い色のパンツのほうが、足もお尻もスッキリ見えます。

チョットだけサルエルなパンツ

尻でか腿太さんには、若干サルエル気味のパンツをおすすめします。
サルエルは、お尻のシルエットを見事に隠すデザインですからね。
パンツの素材やデザインがきれいなら、少しくらいのサルエルシルエットなら大人でも十二分に取り入れられると思います。

https://www.dicexdice.com/

https://www.dicexdice.com/

ショップコートなどロング~ミドル丈の羽織り

身体のラインを出さないことで、着やせは実現します。
丈の長い上着と言うのは、身体のラインを見事に隠します。
ロングシャツも、羽織として使うのであればここに入りますね。

ワイドすぎるシルエットは逆に太って見えてしまうと書きました。
アウターは、若干きつい?くらいのサイズ、タイトめくらいを買ったほうが、着やせして見えると思います。
私自身、何着もアウターを持っている中で、やはり若干タイトに感じるものの方がスマートに見えます。だから、アウターは割とタイトなものを選びます。中にあんまり着なきゃいいんだろ?蓄えた脂肪の壁なめんじゃねーぞ、上等だ!ってなもんです。

特に肩~二の腕周りがたくましい人はアウター選びが辛いでしょうが、肩周りは割とゆったりなのに、袖や身幅はタイトめ、みたいな稀なシルエットのアウターも存在します。
根気強くわがままに、こだわって探してみて欲しいところです!

http://www.fashionsnap.com/collection/enharmonic-tavern/2016-17aw/gallery/index26.php

http://www.fashionsnap.com/collection/enharmonic-tavern/2016-17aw/gallery/index26.php

派手な柄で体型をごまかす(忍者か

水玉やストライプなど、派手な柄でごまかすという手もあります。
柄に目が向かうので、体型に目が向かいにくいんじゃないかという作戦です。
これは一理あります。パッと華やかな柄は、まず柄に目が行きますからね。

http://www.fashionsnap.com/collection/comme-des-garcons/shirtsboy/2016-17aw/gallery/index4.php

http://www.fashionsnap.com/collection/comme-des-garcons/shirtsboy/2016-17aw/gallery/index4.php

ただ、小花柄のような細かい柄は、もはや細かすぎて、ごまかすのには向かない気がします。
ごまかすために柄を着るなら、ある程度は大きい柄の方が良いかと思います。

http://www.fashionsnap.com/collection/yoshio-kubo/2016-17aw/gallery/index59.php

http://www.fashionsnap.com/collection/yoshio-kubo/2016-17aw/gallery/index59.php

着やせにまつわるエトセトラ

その他、着やせにまつわる噂やポイントなどを、ざくっと。

ボーダーは太ってみえるという噂は本当か

販売員時代、よく言われました。
意外に思っている人が多い「ボーダー=着太りする」説。
トップスに関しては、上手く形や色・素材を選べば、そんなことはないと思います。
むしろ色がパキッと分かれているし、下手な柄より余程目くらましになって良い気がしますが。

ただ、ボーダー柄のパンツは、ほぼ太って見えると思います。
正直、お薦めできません。

暗い色が痩せてみえる?全身黒最強じゃね?

確かに、白など淡い色よりは、黒や紺などの暗い色の方が締まって見えます。
全身白より、全身黒でしょう。
ワントーンコーデをするなら、暗い色で実践するのをお薦めします。

しかし、目くらましのためにも、メリハリを付けることも必要です。
黒ベースに鮮やかな色を小物で入れるなど、目に付くアイテムを効果的に使うことで、より着やせ効果が期待できます。
帽子やマフラー・ストール類でボリュームを出すのも、目くらましとして有効な手だと思います。

http://www.fashionsnap.com/collection/robes-confections/homme/2016-17aw/gallery/index5.php

http://www.fashionsnap.com/collection/robes-confections/homme/2016-17aw/gallery/index5.php

”ゆとり”のコントロールが着やせの鍵

適度なゆとり感を作り、「まるで布が泳いでいますよ!みなさーん、ここに布が余ってまーす!」というようにいかに見せるかが、着やせの鍵なのです。パツパツさせてはダメなのです。
パツパツで悲鳴を上げるのは、下着だけで十分なのです!

さらに、視覚効果すらも味方に付けなければなりません。
派手な色や柄、帽子や小物のボリュームを効果的に使い、目くらましをするのです。

太ってみえるといわれる”膨張色”だって、黒や紺などの締まって見える着やせ色と効果的に組み合わせることでメリハリを演出でき、着やせに一役買うことができます。
ぽっちゃりだからといって、膨張色を完全に諦める必要はありません!

http://www.fashionsnap.com/collection/jcrew/2016-17aw/gallery/index17.php

http://www.fashionsnap.com/collection/jcrew/2016-17aw/gallery/index17.php

相性の良い素材を見つけろ!

着やせ道を進んでいくと、素材の特性の重要さに気付くと思います。
やはり、縦に流れるような落ち感のある素材は、スッキリ見えると思います。
同じカットソーでも、綿100%よりも、レーヨンやリヨセルが入っているとツルンとし、シルエットに落ち感が生まれやすく、着やせにつながりやすいと思います。

この素材が配合されたカットソーはスッキリ見えるなあ、こういう織生地のジャケットならムチムチ見えないかも…などと、大体掴めてくると思います。

ぜひ、自分と相性の良いものを素材から、見つけて欲しいと思います。

…え?そこまでする前に痩せろ?…うん、そうだね…(遠い目

http://www.fashion-press.net/collections/gallery/11662/205860

http://www.fashion-press.net/collections/gallery/11662/205860

 

いかがでしたでしょうか

着やせ道を究める前に。着やせの真理を見出す前に、痩せればいいのです。
男性なんて筋肉がつきやすいのですから、ぜひ食事制限と運動で痩せてください!

痩せるまで、痩せるまでの間はせめて!
着やせテクニックを駆使し、上手く周りをごまかしましょう!

参考になれば、幸いです!