ファンデーション、口紅、落ちない!

男性でも、洋服に化粧品が付くことがあると思います。

別に女の人とイチャイチャしなくたって、電車やエレベーターなどで密着することもあるし、ちょっとぶつかったりしただけで、洋服などにシャッ!と付いてしまうこともあります。

先日、衣類に付着した血液の落とし方についてを記事にしましたが、化粧品の類いも、普通に洗っていてはなかなか落ちません。
ファンデーション、口紅、チーク、マスカラ…いまや「落ちない・崩れない」はメイクアップ製品の大きな売りですが、顔からだけでなく、付着してしまった衣類からもなかなか落ちないのですよ…。

結構化粧品を服に付けちゃう女性でも意外と知らない!

男性にも参考になるはずの、化粧品の落とし方についてです

 

洗濯

 

 

結論:台所用の中性洗剤が効きます

化粧品には、台所用の中性洗剤が効きます。
化粧品って基本的には油で出来ているので、対油に強い洗剤を選ぶのがコツです。

中性洗剤(ジョイやキュキュットなど)は「油汚れに強い!」を売りにしていますが、伊達ではありません。
こってりついたファンデーションも口紅も、どんどん分解します。

 

 

順序は、以下2パターン。

 

割としっかり濡らせる・洗える系の服の場合

用意するもの:中性洗剤

1.化粧品が付着した部分に、中性洗剤を塗り馴染ませる
基本的には原液でOKですが、付けすぎないようにしましょう

2.軽くこすって落とす
こする時には汚れを広げないよう、ちんまりやりましょう

3.洗剤もろとも、よーくすすいで流しましょう

4.乾かす、又は普通に洗濯する

親父、マイブレンド染み抜き剤

 

洗濯に向かない衣料で、部分的に落としたい場合

用意するもの:中性洗剤、布5枚(大きな布なら2枚)

1.化粧品が付着した部分の下に、汚れを吸う用のきれいな布を敷く
ハンカチなどツルンとしている方がやりやすいです

2.中性洗剤を含んだ別の布に中性洗剤を含ませ、汚れた箇所を叩く
汚れが周りに広がらないよう、下の布に汚れを落とすかのように叩く!

3.下に敷いた布も汚れ叩き用のの布も新しいものに替え、汚れ部分を、水(又はお湯)でしめらせた布で優しく叩く
汚れが広がらないように慎重に、しかし適度に強めに

4.乾いた布で、濡れた部分を叩いて水気を取る

5.形を整えて乾かす

河口 携帯用応急シミぬき「シミ・キエール」

 

 

大事なものは、クリーニング屋さんへ

汚れの原因さえハッキリわかっていれば、クリーニング職人なら大抵落とします。

化粧品でついた汚れって、大抵はメイク用品と皮脂が混ざったもので、どちらも油。
まずは油を分解するということを考えれば、おのずと何をすべきかわかってくるとは思うのですが、高級な衣料の場合は怖いですよね。

職人さんは、アルコールを使って落とすそうですが、強い素材の普段着で応急処置ならば、台所用の中性洗剤で落ちるよーとのことでした。実際落ちます。

女性の場合は、メイク落としを使うという手もあります。
両方試しましたが、中性洗剤の方が落ちる気がします。

 

割と素材が強そうなポリエステルレーヨン素材のワンピについた化粧汚れには、自分でジョイをぶっかけてブラシでゴシゴシしちゃいますが、さすがにドリスとかプラダには出来ないよ…庶民だもん…。
ギャルソンやCARVENでも、自分でジョイをぶっかけるのには抵抗があります。

普段着に、ということで。

 

 

シミ抜きに持っていると便利なツール

染み抜き用ブラシや、水をよく吸うマイクロファイバータオルは便利です。
お洗濯を頑張りたい人には、高価なものでもないので、おすすめ。

ブラシに関しては、歯ブラシでも代用可能ですが、一応専用の品も。

 

私は背が低いのですが、満員電車やエレベーターで、ちょうど顔が男性の腕や胸に当たります。
混雑する電車で人の波に揉まれた時に(あの人の腕に私のチークとファンデ、付いただろうなー)とか、思っています…。
背の高い男性は、トップスに女性の化粧が付きやすいのではないでしょうか。

身に覚えのない、落ちない汚れがあったら、それ化粧品かも!

 

参考になれば、幸いです!