2016年の秋冬トレンドだよ!
2016-17FWシーズンの、メンズファッションのトレンドについて!
今回は、シーズンのテーマなどについての話が中心です。
日本で実際に流行りそうなことを、中心にしています。
秋冬のことを考えながら、さらっとお読みいただければ!
大テーマは”リラックス”
昨年から注目され続けている「リラックス」
これが、この秋冬の最重要テーマではないかと思いました。
1:楽チンな”リラックスウェア”
リラックスウェア…楽チンでオシャレな洋服。
まさに“部屋着”や”寝間着”のように力まず着られるアイテムが、来季は多く打ち出されます。
“究極”は、パジャマ風セットアップとして。
身体のラインが出ないゆったりウェアや、身体を締め付けない伸縮性の高い素材を使ったウェア、ウエストがゴムや紐のパンツ、ガウン風羽織りなどなど。
形は色々ですが、“リラックスウェア”がトレンドです。
取り入れることで、旬な雰囲気が出せると思います。
2:力を抜いたウェアや着こなし
リラックスウェアを着る、だけでなく、リラックスして服を着ているように見せるのもポイントかと。
正確には「おしゃれ頑張ってます」感を出さない。
さも自然体でファッション楽しんでいるかのように、見せることです。
「抜け感」という言葉がやたら使われますよね。
あえて力を抜いているように見せるのが、今っぽいのでしょう。
「おしゃれ頑張っていませーん」「好きなものを適当に着てきただけでーす」風な雰囲気を纏うことが、ひとつのトレンドのように思います。
(逆に、おしゃれに気合を入れているのをバシバシ出すのが格好良いぜ!って時代もあります)
ちなみに、この「おしゃれ頑張っていません」感というのは、なにも地味なフツーの冴えない格好をしろという話ではありません。
無理せず、自分に似合う・ハマるものを着ようぜ!ということです。
人によって、似合うものやハマるものって、全然違いますから!
リラックスしてファッションを楽しむ、その余裕。
その余裕があるように見せることが、来季のオシャレのポイントかと思ってます。
ワーク、ミリタリー、クラシック、エレガント
春夏にもトレンドだった、「ワーク」や「ミリタリー」も継続トレンドです。
この秋冬も引き続き、色々と登場します。
「ストリート」や「アメカジ」「ボヘミアン」なんかも健在。
「スタンダード」は定番。
…もうね、なんでもあり!!
無理せず好きなものを着られる自由なシーズンだと思います。
どうぞ。お好きなものをお召しくださいませ。
「クラシック」「エレガント」も見逃せませんな!
特に、中世ヨーロッパを思わせるような要素は、さりげなく随所に取り入れられると思います。
ミリタリーとの合わせ技で、「昔の軍の制服」ぽいアウターなんかも多いのです。
異素材の組み合わせ、光沢のある素材
引き続き、異素材をドッキングさせたデザインが豊富です。
秋冬は使える素材が多いですから、16SS以上に面白い組み合わせが登場しました。
質感が独特なものは、よく使われます。
ファー、光沢のある素材のドッキングものは、特に目立ちました。
光沢のある素材は、ドッキングさせて使うだけではなく、単品でもよく使われています。
全身を無地でまとめるコーディネイトは引き続きトレンドです。
そこに特徴ある質感(素材)のアイテムを取り入れてアクセントにするのも、また引き続きトレンドなのです。
ベロアやコーデュロイ、シルクやサテンのほか、ポリエステルやナイロンにだって光沢はある。レザーにも物によっては光沢がある。
結構豊富な光沢ある素材、注目してみてください。
レイヤードあれこれ
来季も「レイヤード」は、着こなしのポイントになりそう。
ストリート系カジュアルだけでなく、他のジャンルでもスタイリングにレイヤードを多く取り入れていました。
レイヤードしているように見えるアイテムも、今年も多く登場しますよ。
ワイドシルエットとロング丈
アウター、シャツ、ニット、パンツ…。
全ての型において、ワイドシルエットのアイテムが登場します。
ロング丈もトレンドで、丈の長いトップスやアウターは多く登場します。
とにかく「でかい!」「ながい!」がトレンドだと、覚えておいてください。
以上になります!
今回は、トレンドのテーマや素材、着こなし方などの話が中心でした。
具体的な話(トレンドアイテム、色や柄、旬の組み合わせなど)については、また後日!
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MODE et MODE (モード エ モード) 2016年 06月号 [雑誌] |
トレンドの中に「いいな」って思えるものがあれば、着ればいいし。
無ければ着なければいいのです!!
ファッションを楽しむうえでは、情報としてトレンドは抑えておいて損はないと思います。
なんなら避けることもできるし、色々と気づけることもありますから。
取り入れるか否かは別として、ふんわりでも押さえておくと、楽しみが増えると思いまーす。
参考になれば、幸いです!
WD
僕は、「リラックス」「抜け感」といった言葉が、お洒落の上ではあまり好きではない(「自然体」とかも)のですが、記事を読んで、「自分にも少し偏見があるかな」と反省させられ、また少し気が楽になりました。
「無理せず、自分に似合う・ハマるものを着ようぜ!ということ」と言われれば、素直に納得出来る気がします。
「無理して白靴下を履くこともないか…」と(笑)。
そしてやはり、秋冬物は楽しみ。お財布の事情に対して、気になるものが多過ぎますが(苦笑)。
「レイヤードあれこれ」の1枚目の画像のMA-1のようなブルーグリーン、ここ何年か気になっています。
月末には<MARNI>の受注会(内覧会?)に行く予定です。楽しみ。
chanboo(管理人)
リラックスって本来「肩の力を抜いて楽しむ」ことだと思うんですよね。
今年の秋冬は、ストリート、ベーシック、アメカジ、モード風など、それこそ様々な”系統”のファッションが幅広く提案されていて…。
自分に似合うものを好きに選べる状況だと思うんです。
おしゃれかどうかの評価軸も、昔とは変わりましたよね。
昔は、あのブランドのコレを着るとおしゃれ、みたいな感じでしたが、今は似合っているかどうかが重視されていると思いますし。
無理して白靴下を履くことはなく、自分の中で気になるものだけを、着ればいいのだと思います。
来季のMARNIも素敵ですね。
割と新鮮なアイテムが多くて、面白そうです!
私もギャルソンなどの来季の絵型やルックを見て、今からわくわくしています 笑
ymst
リラックスの捉え方が、捻くれていて素敵です。にやにやです。
blogだから書けることですね(笑)
ノームコアは終わったように思いますが、まだ心構えのようなところに残るものがありますね。
確かに、ファッションに対して必死な感じを出すのがダサいような風潮があるように感じます。
高価な物やブランド物を買うのがダサいのではなく、無理をして流行を追う(似合わないのに流行のものを持つ)ことは違うといったイメージです。
おしゃれな人って余裕で溢れています。
余裕を出すには自信も必要だと思うのですが、それには着慣れたものや似合うものを着るのが近道だと思います。
だから結局は好きなものを着るのが良いんだと僕も思います。
chanboo(管理人)
ちょっと意地悪な書き方ですかねえ…笑
今の風潮って、おしゃれ頑張っていません「感」なんですよね、あくまで。
本当に頑張っていなかったら、テキトーに買うはずで、ファッション情報なんか追わないですよ。
安くて良くみえるものをやたら探している人が多くて、よっぽどファッションに必死じゃねーかなんて思うんですけど…(小声
余裕と自信はセットですね。
簡単に出せるものではないので、そこはやはり得意範囲でいかないと。
私もそう思います。好きなものを着るのが一番です。
ブラックマダム
オシャレ頑張ってません 感、レディースのファッションもメイクもここ数年の風潮ですよね。
メイクもファンデーションは素肌感を出し、アイシャドウも単色で深みを出すのが流行りですし。
昔読んだ「僕は勉強が出来ない」という小説の中で、オシャレのやる気を隠して初めてオシャレなんだよ、という高校生の主人公の言葉があり、衝撃を受けた思い出が蘇りました(笑)
作者は山田詠美さんなのですが、彼女とピーコさんのファッション対談集も面白かったですよ。
chanboo(管理人)
おしゃれ頑張ってません感、女性のヘアメイクもまさにそうですね。
髪の毛もシンプルにまとめるのがトレンドですし、メイクもラメ使いやアイシャドウで鮮やかな色を乗せるのは、本流ではないですよね。
ポイントを置いても、どこか一つといったイメージです。
私も「僕は勉強ができない」読みました!その一言覚えています。
ピーコさんとの対談面白そうですね、探して読んでみたいと思います!