「完売」は非常に大事だと思う
完売するものがあるって、ブランドやショップにとって非常に大事だと思います。
過去に記事やTwitterでも触れているんですけど、とても重要だと思っています。
言い換えれば「セールまで残らないものがどれだけあるか」です。
今回は「定価完売」の大切さを訴える!!!
完売するブランドは、優先順位も上がる
急に必要ではない買い物の場合、優先順位をどう付けますか?
予算との相談もありますが、候補の中から「無くなりそうなものから優先的に」という人も多いのでは。
私は複数の候補から迷ったら、「在庫が少ないのはどれですか」と聞いて、選ぶための参考材料にします。
在庫が多いものは、来月でも買えるかもしれないし、在庫が少ないものなら、今買わないと明日なくなるかもしれない。
そうなれば、在庫が少ないものから…となりがち。
別に人気がある物が欲しい!ってわけでは、ないんですけども。
ぶっちゃけ、在庫が豊富にあるならセールに残るかもしれない。そういうこともシーズンによっては、当然考える。
【送料無料】「あなたから買いたい」といわれる販売員がしている大切な習慣
完売しないブランド、定価で買う?
私のTwitterを引用しますが…
完売しました!→人気完売したので再生産しました!→セールに残る このパターン凄く萎える。これが続くと「どうせ人気でも再生産してセールに残るんでしょ、はいはい」と思うようになり、余程必要じゃない限り、その店で定価で買うのを躊躇うようになる。
— foundation_garment (@fdgm_blog) 2015, 11月 21
こういうことです!(机ドンッ
「ラスト1点」と言われたから購入したのに、次にお店に出かけたら、何故かその商品がある!なんて経験をしたことがある人も多いと思います。
私自身が販売員だった経験から推測するに、主に考えられる原因は3つ。
1.そのお店が売れるから他店の在庫が回ってきた
2.人気だから再生産した
3.店員が嘘をついた
正直、一番ショックなのは3.ですね。これは泣いていい、私の胸でよかった貸すぜ。
1.はしょうがない…回ってきただけなら大した数じゃないはず、元気だしていこう。
2.の「完売したから再生産」が問題なのです。
再度完売するか、セール除外品とするならば、まあ結果的にはセーフ。
でもセールに残ったら、アウト。完全アウト!!!
ドカン!と大量に再生産し、セールにまで残したうえ、結局半額以下にしてしまうとあれば…最悪ですよ。
テンションもダダ下がり。その場で舌打ちものです。
このパターン、普通にセールに残るよりも、確実に悪印象。
ただ買ったものがセールに残ったなら「ああ…あれ人気なかったのか」と自分の見る目の無さを恨むくらいですが、再生産の末にセールに残った場合は「騙された」「ハメられた」という気持ちが強くなり、悪者がブランドや販売員側になるのです。
そして「完売してもどうせ再生産してセールに残るから、セールを見に行くだけでいいや、このブランド」という気持ちに…。
行くところまで行くと「定価では買わなくていいブランド」の仲間入り。
はい、さようなら!セールでのみお会いしましょう!
入荷の度に行列作れ!とはいわないけど
ブランドが人気を保つ理由のひとつって、「定価で完売する商品がそこそこある」これじゃないかと思う。
魅力的な商品はもちろんだけど、定価完売するってのは大事。
完売する商品があるならば、早く見に行かなきゃ!先に買わなきゃ!となりやすい。
数あるお気に入りブランドの中でも、優先順位も上がる。
会社としては、売れる商品はガンガン再生産して、売れるだけ売りたいかもしれない。セールで売ったって利益は出る。
でも長期的に見ると、こういう行為の連続は、定価顧客を失う理由の一つになると思う。
実際に私自身、「どうせこのブランド、セールにほとんど残るし」ってことで、定価でほとんど買わなくなったブランドがいくつもあります。今はインターネットがあるから、そういう店には実際足を運ばず、ネットで商品チェック…で済ませたりもする。
客としての勝手な意見だけど。
そこそこ完売する店じゃないと、定価で買う気も失せる。
いくら商品が魅力的でも、セールに残ると予測できればセールを待っちゃうぜ…。
声をかけなくても!売ってしまうトップ販売員の習慣 お客様がついつい買ってしまう接客術
私は販売員の経験がありますから、会社側の事情がわかる部分もあります。
でも、客である以上、そんなの知るかってのが本音だし、嫌なもんは嫌だよ。
少しでも売りたいのはわかるけど、再生産するなら覚悟しろよという、服ヲタのぼやきでした。
以上になります!
お付き合い頂き、ありがとうございました!!!
今回のお別れの1枚はこちら!
コムデギャルソンの今年のクリスマス企画たち。
実物を見てはいないんですけど、聞いていた以上に赤い!
グッチのスカーフは魅力的ですが、スカーフあんまり使わないしなあ…と。
参考になれば、幸いです!
こじま
同意です。
セールに残るものが多いブランドは、優先順位が確かに低くなります!
会社が後ほど再生産すると、店員がラスト一点詐欺を仕掛けたような印象にもなり、店員も可哀想ですね…。
友人は、買ったものが割引になっているのを見るのが怖いからとセールに行きません(笑)
セールって楽しいだけじゃなく、悲しみにも溢れたイベントですね。
chanboo(管理人)
同意頂き、ありがとうございます。
完売しないお店って、やっぱり優先順位が低くなりますよね。
人気の商品をどんどん再生産するお店なんか、正直、私の中では最悪の部類です…。絶対定価で買いたくないですね…(小声
販売員としても、凄く辛いんですよ、これ。
本当にラスト1点で、人気があってなくなりそうだから良かれと思って勧めたのに、後日ドバッと追加分が入ってきたりすると…。
どちらにとっても良いことなんかないから、シーズンものなんか再生産するな!希少性が上がったと思ってグッと堪えろ!と私は思います…。
WD
すごく同意しながら読みました。
1と2のパターンは経験があります。3は…無いと信じたい。「お店の系列が違うから在庫状況が分からなかったのだ」と思うようにしています(実際は分かるのかもしれませんが)。
再生産は仕方がないとしても、その再生産したものがセールに出るまで残っていたとすれば、腹立たしいというかやるせなくなります。
このブログで知った<MARNI>×<PORTER>の鞄も、いったん品切れになって、「もう買えないのか」と焦りましたが、再生産を待って買うことが出来ました。その再生産分と思われるものは、先月の時点でまだお店にありましたが…これがセールに出たら悲しい。
「復刻」だとまた違ってくるのでしょうか。
「品切れで買えなかった」というのも悲しいので、在庫がまだあるかどうか、セールに出るかどうか、その判断でとても悩みます(苦笑)。
今まさに、見極めの最後の時期だと思うので、尚更です。
chanboo(管理人)
今時、3.をやるような愚かな販売員はいないと信じたいです…。
同じ親会社でも違うブランド間は在庫確認ができない場合も多いですよ、多分本当に自ブランドではなかったのでは…(フォロー
別に「人気だから」を第一理由に買ったじゃないにせよ、再生産されてセールにまで残ったら、やっぱり良い気分はしないですよね。
マルニ×ポーターは、セールに掛けないと思いますが…。
もしやるとしても、こっそりファミリーセール等で…のような気がします。
「復刻」はシーズン終了後に再度作る、いわゆる「復活」みたいなものですね。
復刻するものって、当然過去に人気があったもののことがほとんどですが、復刻したものがセールに残っている姿も、また悲しいですね…。