気は早いけど、2015年の春夏トレンド
いつやろうか、いつやるべきか。
各コレクションや展示会のスケジュールもバラバラなので、なかなかまとめるタイミングが難しいのですが、今まで見た中で感じたものをお届けします。
今回はざっと見た感じ、ざくっと。
継続してスポーティ・ストリートテイスト
2014年の春夏ほど思いっきり!って感じではないけれど、スポーティな要素みたいなものは継続して感じました。
わかりやすいスポーツのユニフォーム風なアイテムとか、スケボーイェーイ!みたいなスタイリングは減ったとは思いますが、アイテムとしては随所に見られました。
今年の春夏に流行に乗って買ったインパクトの強いスポーティなアイテムも、使い方を変えれば十分に使えると思いました。
若者や主婦層の間では、お財布事情的にもストリート色は強いままになるのでは。
スニーカーやサンダルやTシャツ、カジュアルは着やすいですから。
ミリタリー、ワークテイスト強し
元々、メンズでは人気の要素かなとも思うのですが、ミリタリーやワークをテーマにして作られているコレクションは多かったように思います。
とはいえ、どのようにミリタリーやワークを解釈し表現するかはブランド次第であり、様々な”ミリタリー””ワーク”が各ブランドにより表現されています。
あくまで、”きれいめ”だったり、”クリーン”なミリタリーが主流かな感じました。
(これは何に分類すればいいのだろう、ここに入れとくか)
キメすぎない、足下ゆるゆる
足下ゆるいなーと感じました。
昨年同様ビルケン風スポーツサンダルも多いんですが、ビーチサンダルや小学校の上履きレベルにゆるい靴を合わせるブランドも目立ちました。
ここ最近、スニーカーやシャークソール、厚底など、ごつめの足下に見慣れているせいか、足下をスッキリさせているスタイリングはなんだか新鮮です。
シックなカラー展開、メインはブルー?
色の発色が、どこもスモーキーというかトーン抑えめです。
春夏とはいえ、落ち着いた色味が多いなと思いました。
ブルーやグリーンと一言で表現しても、割と深みやにごり、渋さがあるというか。
大抵は、明るく爽やかな青春色!ではなく、この秋冬の色の流れを汲んでいるなと感じました。
主流は、やはりブルーかなと。
「またかよ」だからこそ、きれいな発色のものをしっかりと選びたいところ。
ファッションカラー〈No.91〉2015年春夏/2014‐15年秋冬 (Fashion View Magazine)
大人のリラックスシルエット、パンツは太め
トップスにしろパンツにしろ、タイトなシルエットよりゆるめが主流?
カットソーもゆるく、パンツもストレートよりさらにワイドな印象。
パンツが特に象徴的で、スーツスタイルでもカジュアルスタイルでも、どこもパンツはワイドなシルエットが目立ちました。
あくまでシックに、リラックスカジュアル
上でパンツのシルエットを挙げましたが。全体的に、ゆるめの流れ。
だらっとしたカットソーに、ゆるい羽織物。
ゆとりあるラインのパンツで、全体的にラフだけど、きれいにまとめる。
いかがでしたでしょうか。
私好みの2015年春夏ルックと共に、つらつらとお届けしました。
流行として何かテーマが掲げられども、取り入れ方は人それぞれ。
“スポーツ”という要素に対して、バスケ選手みたいなタンクトップ着ちゃう人もいれば、足下をスニーカーに変えるだけの人も居ます。
どこまでやるか、何を気に入ってどう取り入れるかは人それぞれ。
みなさんの気分ひとつです、正解なんて無いので、自由に楽しんでください!
2014年の春夏は気に留まらなかったことも、2014年春夏のトレンドを汲んだ2014年の秋冬を経て、2015年の春夏には気になって挑戦したくなるかもしれない。
ここ数年は、流行がガラリと変わるというより、徐々に流れとして変化していくイメージです。
流行に振り回されるというよりかは、人が徐々に流れに馴染んでいく、もしくは取り込まれていくという印象です。
日本のファッションカラー100 ―流行色とファッショントレンド 1945-2013
そんなファッション全体の流れなので、良くも悪くも、気付けばどこの店のテイストも、人のファッションもみんな近い!って状態になっているなあ…と思います。
流行と一言に言っても、大体3つに分かれると思います。
その流行の波は、継続して流れて来て濁りつつある波れなのか、新しく入って来た澄んでいる波なのか。元々しっかりと変わらずある流れなのに、なんかフューチャーされすぎちゃって波になってんのか。
流行を取り入れつつも”他の人とはちょっと違う”状態でありたいのならば、その辺りを考えてみてはいかがでしょう。
昔より、””おしゃれ”に気軽になりやすいぶん、その一歩先がより難しいというか。
他との差別化が、より難しい時代だと感じています。
国民のファッション平均レベルみたいなものが、明らかに上がっています。
“おしゃれ”なものの浸透スピードがファストファッションのお陰で良くも悪くも、格段に上がっています。
“量産型個性派”になりたくないのなら、特にその辺りを考えて取捨選択する必要があるのかなと思います。
最後、小難しくなっちゃったけど。
2015年の春夏についてでした。
参考になれば、幸いです!
【正規取扱】Maison Martin Margiela2014年秋冬コレクション。【レビューを書いて1万円当たる】… |
WD
来年の春夏物の情報も、もうぽつぽつ見られますね。
ネットで見て気になった画像(ショーのルック等)について、そのお店の店員さんに尋ねると、来季のものについても、結構詳しく教えてもらえる場合があることを知りました。
スポーティ、ストリート、ミリタリー、ワーク等を綺麗めにと聞くと、ランバンが浮かびます。
シックな色が多ければ個人的には嬉しいです。
ワイドなパンツは…痩せているので、「ウエストで絞られ過ぎて変なシルエットにならないか」が心配です(食わず嫌い?)。
「ここ数年は、流行がガラリと変わるというより、徐々に流れとして変化していくイメージです。」→例えば植物柄も、今年の春夏だけで終わらず来年また気になるものが出るなら、買うかどうか検討すると思います。
既に1つ気になっているものがあるのですが、それを買ってしまうと後はあまり買い物出来ないなあ…と、そんなことまで既に分かってしまっています(笑)。
個人的には、「春夏」「秋冬」の境界がだんだん曖昧になってきている気がします。素材や仕立ては違うのかもしれないけれど、アイテムをぱっと見た分には、春夏なのか秋冬なのか分からないものが増えているように思います。
chanboo(管理人)
いま、パリコレ開催中ですね。
パリも色合いがシックで、秋冬に続いて日本人好みなんじゃないかなーと思います。
次を訪ねれば、展示会が終わっていれば、スグに嬉々とコレクションブランドのスタッフさんは語ってくれます 笑
さらに来季に出るから、これは止めても…なども教えてくれるので、ありがたいです。
確かにシーズンの境目は昔ほど感じなくなりましたね。
実際に展開される商品もシーズンレスアイテムの型数が増えていると思います。
実際に、通年で着られる物の方が売れるという背景もあると思いますが、消費者としてはその方が助かりますが、服ヲタ目線ではちょっと寂しいような気もしています。
今年のドリスのボタニカルがホームランを打った感じがありましたが、来季はどこかボタニカルで当てるかなとか、そういう楽しみもありますよね!
なんにせよ流れで押さえていくと、「こう来たか!」という楽しみがあります。買えなくても。
私は割と好きなものが固まっているタイプで、ハマるコレクションがあるとヤバいタイプなのですが、今季はハマるブランドが多く困っています…。
ぎんちゃんがココ掘れわんわん!しないかとか、本気で考えたりします 笑