green、HYKEと名を変え再デビュー。その実力たるや。

こういう服を待っていたんだよっていう感覚

green、というブランドをご存知でしょうか

３年程前にブランドを休止してしまっていたんですが、
結構人気のあるブランドでした

男性には特にモッズコートが有名！モッズといえばgreen。

他にはトレンチコート、デニムジャケットも人気がありました。

レディースメインでしたが、メンズも非常に人気が高かった。

greenは、男女２名がデザイナーを務め、公私ともにパートナー。

奥様が妊娠をきっかけに、ブランドを休止していましたが、
子供もそこそこ大きくなったからかの、活動再開！です

2009年春夏がラストコレクション。

今回、2013年秋冬で本格的に復帰、といった流れです。

そのgreenが、HYKEと名を変え、再デビューしました。

「greenが名を変えて復活だとっ！？」（ガタッ
なんて方も、多いと思います

だって、凄く人気がありましたからね

アウター類だって安く無いのに、まだ暑い内に完売でしたし。

地方だと取扱店が少なく、特に争奪戦だったようです。

green時代と「作りたいものは同じ」とのこと

以前よりベーシックに、長く使えそうなアイテムが揃いました

ベーシックだけど、シルエットが洗練されていたり、
ちょっとしたディテールが光っていたり、素材に拘りがあったり。

コレクションとしては、green時代は、もう少しモード寄りで、
定番以外はエッジの効いたアイテムもあった印象でしたが、
今回は、ファーストシーズンということもあってか、
一貫して、デザインをベーシックの域に留めている印象です

素材等に拘っているため、価格も少し上がった、とのこと。

ですが、言うほど高価ではありません。
デザイン料も含めて、適正価格ではないでしょうか。
（ニットが約23,100円前後）

今回、トレンチコート、ダッフルコートはありますが、
どうやらモッズコートは無いようです

昔、痩せている男性は、レディースの大きいサイズを買い
頑張って着ていましたが、それも叶わないようです、残念。

http://www.parigot.jp/

今季、レディースしか展開はありませんが、
レディースだけにしておくには、勿体ない出来なのです！

パッと見、良さが伝わりにくいかもですが…
シルエットの美しさ、着てわかるコダワリ、その色。

細かいディテールも、流石の一言！

職人だなあ、そう思わせるこだわりです

「古着になる服を作りたい」とデザイナーさんは話していました
「古着」となるまで着込まれる、大事にされるということ、です

最先端を追うでもない、流行を作ろうでもない、この考え方、
決して若く無く服を大量消費してきた私には、沁みたのであります。

ああ、こだわって作られた服を大事に着よう…
もういい大人なんだから…もう変な服着るのやめよう…

メゾンキツネ路線に寄ったね、なんて友人は言いましたが、
ああなるほど、わからなくもない。

言ってみりゃ「ネオベーシック」な感じ、そうかもしれない。

今季、メンズでも使えそうなのは、帽子類です

NEW ERAとコラボした軍用ぽいキャップや、
ベーシックだけどきれいなニットキャップがあります

今後、メンズの展開も考えている筈です
green時代、あれだけメンズは評判が良かったわけだし、

今回もレディースにも関わらず、メンズからも反応が良いそう

お近くにHYKE取扱店があれば、「メンズが欲しい！」との
想いを伝えれば、その声はお店を通して上がっていくと思います

お好きな方、ぜひその想いを伝えてみてはいかがでしょう

2013年秋冬、国内ブランドの良いニュースとしては、
いまのところ１番ではないでしょうか

ブランドの再始動もめでたいですが、その出来が素晴らしい。

これまた若い人には物足りないかもしれないけれど、
green時代のベーシックな部分に、こだわりや良さを詰め込んだ、
長く楽しんでいきたい新定番が登場した感じ。

10年後も着れそうな「おしゃれさ」がそこにある服です。

greenが好きだった方、ベーシック好きな方、

今後とも、HYKEに注目です

メンズラインの登場を、待ってます

 

オロビアンコもすっかり定番ですなあ

■個人的　買い物日記■

HYKEの、ダッフルコート
beautiful peopleの、ダッフルコート
MUVEIL WORKの、チェスターコート
THE RERACSの、ピーコート

今のところのアウター候補
結局冬なんて、アウターでほぼ隠れますからね
良いアウターと、勝負服数着あればなんとかなる
あと暖かくて格好良いブーツさえあれば。