【2017AW】秋冬のデニムトレンドについて考える

デニムのトレンド

トレンドの形を変えながら、長らくデニムブームが続いております。

数シーズン前は、スタンダードな濃紺(ノンウォッシュ)が主流だったのに、あれよあれよと、今の主流はちょっと違っている。

いま、トレンドのデニムとはなんぞや。
ざっくりまとめてみましたよ。

https://www.fashionsnap.com/collection/le-denim/2017-18aw/

大きく分けて5種類

デザインに関していえば、注目トレンドは大きく分けて5種類かと思います。

1.バギー
2.ペグトップ
3.リメイク
4.カットオフ
5.ヴィンテージ

春夏もこの5種類が幅を利かせていましたから、大体お察しでしょう。
1.2.は形、3.4.5.は加工の話。

写真と共に、色々書きますよっと。

https://www.fashionsnap.com/collection/nonnative/2017-18aw/gallery/index32.php

1.バギー

裾までずーん!と太いシルエットのパンツを、バギーパンツと呼びます。
ワイドシルエットの一種です。

90年代ストリートファッションの主役級アイテムでした。
そのため、ガチャベルトやスニーカーとの相性は抜群です!

http://zozo.jp/shop/freaksstore/goods/21352352/

http://zozo.jp/shop/journalstandard/goods-sale/16938719/

現代風に、ゆるーく裾にかけて絞っているデザイン(テーパード)や、クロップド丈に仕上げたものも多く、人気です。

バギーパンツは、形のみで勝負するタイプが多いです。
形だけでインパクト大ですから、メンズの場合、本体に派手にデザインが施されているタイプは少なめ。

http://zozo.jp/shop/wallaceandmurron/goods-sale/15602027/

http://zozo.jp/shop/beams/goods/12683297/

ストリート感をバキバキに出すならば、ずどん!とストレートシルエット、裾丈が余るくらいのバギーで決めたいところ。

きれいに履きたいなら、少しテーパードかつ丈短めのものがオススメ。

http://zozo.jp/shop/ivorycourt/goods-sale/16428760/

2.ペグトップ

80年代に流行した「ペグトップパンツ」のようなシルエットのデニム。
ハイウエスト+基本太めシルエットに強めのテーパード。裾にかけて、ぎゅん!と絞ってあるものが、ペグトップです。

http://zozo.jp/shop/enroute/goods/16155084/

上の写真がまさに!な、コーディネイト。
いま流行の、Tシャツをインしてベルト垂らす、みたいな着方に非常にマッチします。

ハイウエストのワイドテーパード、とも呼べます。
こっちで呼ばれているほうが多い気がしますが、「ペグトップ」という言葉を一応お伝えしてみました。

http://zozo.jp/shop/enroute/goods/16155084/

3.リメイク

リメイクされたデニムは、男女共通のトレンドです。
「再構築」って言葉、どれだけ接客トークで聞いたことか。いやはや。

http://zozo.jp/shop/nanouniverse/goods-sale/18033189/

http://zozo.jp/shop/celstore/goods/20817062/

別の生地をパッチワークしたもの、ジッパーやテープが縫い付けられたもの。
違うサイズのデニム同士を縫い合わせたもの、ポケットオフしたもの。
塗ったり縫ったりでカラーブロッキングしたものなど、リメイクデニムが大豊作!

http://zozo.jp/shop/beautyandyouthunitedarrows/goods-sale/20586699/

http://zozo.jp/shop/journalstandard/goods/19602822/

「RE/DONE」は、リーバイス公認リメイクブランドとして有名ですね。
また値上げをするという電波を受信したので、欲しい方は今のうちがいいかもしれません(小声

Faarfetch – 「RE/DONE」デニム一覧

https://www.fashionsnap.com/collection/masao-shimizu/mens/2017-18aw/gallery/index11.php

4.カットオフ(フリンジ)

切りっぱなし加工です。
あくまで加工ですから、ボロボロと延々とはほつれてこない(はず)!

さりげないものから、糸が垂れまくるものまで、ほつれ具合はそれぞれ。

https://flagshop.jp/mirabellah/shop/g/g2859790102MH_r10899/

「CHEAP MONDAY」denim – 40%OFF

裾だけでなく、ポケットやウエスト部分に切りっぱなし加工を施しているものもありますが、パンツの場合、目立つのはやはり裾部分。

取り入れやすい流行だと思います。
さりげない「ほつれ」なら、汚らしさややりすぎ感もありません。

ついでに、リメイク等に比べれば加工賃が安いため、手ごろな価格でも、それなりのものが入手しやすいと思います。

http://zozo.jp/shop/nanouniverse/goods-sale/20625275/

http://zozo.jp/shop/edifice/goods/19944705/

5.ヴィンテージ

お馴染み「ヴィンテージ」です。
要するに、履き古したような加工を施したデニム。

http://zozo.jp/shop/studiouslab/goods/17987271/

破ってみたり、ブリーチして色を落としたり。金具や縫い糸に”古っぽい”ものを選んだりと、あの手この手で「使い込んだ感」を出します。

はちゃめちゃにボロ布!状態のものから、ちょいと洗って色落ちさせました!程度のものまで、さまざまです。

http://zozo.jp/shop/ships/goods/18078134/

種類は豊富なので、シルエットも含めて「お好きなものを!」です。

ただ、旬の度合いの話をするならば…

ブリーチが強め/荒めにかけてあり、色の濃淡が強くついているものは、旬度は高い。
「ケミカルウォッシュ」と呼ばれるデニムの、あの色ムラ感も、旬です。

注目すべき/こだわるべきは”色”だと、個人的に思っています。
「クラッシュ」と形容するほどの激しい破れ加工は、流行の本筋からは逸れると思っております。はい。

http://zozo.jp/shop/levisstore/goods-sale/11246927/

大人におすすめのブランドは、「RED CARD」「YANUK」「リーバイス ビンテージクロージング」辺り。

この辺は、汚い(やりすぎ)といった一線を越えてこないはず。
デニムブランドなので、サイズも豊富です。

http://zozo.jp/shop/ships/goods/19490806/

2017年秋冬のデニムの着こなし

5点、デニムのトレンドをピックアップしました。

今回は、あくまで流行の話です。
ノンウォッシュ×ストレートのデニムなどは大正義の大定番でありますから、いつでも自信を持って堂々と履いてください。

ZUTTO

トレンドの回で書いた通り、今年の秋冬もデニムのトレンドは続きます。
どんな風に着る?ってのを、コレクションの写真と共に考えたいと思います。

https://www.fashionsnap.com/collection/mando/2017-18aw/gallery/index4.php

ワイドシルエットを楽しむ鍵

まず、デニムは存在自体がトレンド。これは前提。

この秋冬のトレンドは、ワイドシルエット。
ワイドシルエットは決して簡単なものではない(断言
上手く着こなすには、「抜け感」「外し」の術を操る必要があると思います。

秋冬のコレクションでも、どこかで外したコーディネイトを提案してくるブランドは多かった。

関連記事
【2017AW】メンズファッション トレンド10 -前編-
【2017AW】メンズファッション トレンド10 -後編-

https://www.fashionsnap.com/collection/taakk/2017-18aw/gallery/index46.php

http://www.fashionsnap.com/collection/andrea-pompilio/2017-18aw/gallery/index24.php

「外し」を加えるのに、ちょうどいいアイテムの一つが、カジュアルアイテムの代表格であるデニムですよ。
「抜け感」「外し」が、履くだけで加えられちゃう便利屋!

“ストリート”“レトロ/クラシック”などもトレンドですが、デニムによっては、それらのテイストもバッチリ加えられる。

存在自体がトレンドであり、バランサーとしても優秀。
この秋冬の便利屋的存在になると思う。

https://www.fashionsnap.com/collection/ami-alexandre-mattiussi/2017-18aw/gallery/index24.php

https://www.fashionsnap.com/collection/dries-van-noten/mens/2017-18aw/gallery/index19.php

便利屋デニムを活用しようぜ

トレンドのワイドシルエットのアウターやニットは、どうしても見た目が重くなりがち(それが良さなんだけど)
そこで、見た目のバランスを取るのに便利なのも、デニムです。

ボリュームあるアウターやニットに、デニムを合わせる。
かっちりした秋冬のアイテムに、デニムを合わせて崩す。

こんな感じが、2017年秋冬の旬なコーディネイトの例になるのかなと考えています。

https://www.fashionsnap.com/collection/victim/2017-18aw/gallery/index3.php

長めロールアップを活用

薄いブルーデニムだと色的に浮くようで…と思うなら、ブラックや濃紺でも。

長めに折り返すというデニムの履き方もトレンドなので、濃い色のデニムを選ぶ際には、試してみては。
足元にデニム裏側の薄い色が表れて、軽さが出ます。

折り返す長さは12-15cmを目安に、全身のバランスと相談して調整を。

https://www.fashionsnap.com/collection/kuro/mens/2017-18aw/gallery/index7.php

ストリート好きはそのまま

“なつかしストリート”や”レトロ”を追いたいとか、単純に”カジュアル”が好きな方ならば。

デニム自体がトレンドですから、自分の理想にハマる、格好良いデニムを選んで、格好良く履いてください!

https://www.fashionsnap.com/collection/mistergentleman/2017-18aw/gallery/index19.php

https://www.fashionsnap.com/collection/phingerin/2017-18aw/gallery/index30.php

プーマオンラインストア

https://www.fashionsnap.com/collection/enharmonic-tavern/2017-18aw/gallery/index3.php

以上になります。

長くなりましたが、秋冬のデニムについてでした。
春夏からの継続トレンドなので、春夏のセールでデニムを買っておくのも手です。

私も調子に乗って、セールでリメイクデニム、買いました。
年甲斐もなく、割とイケイケなやつ買っちゃった。

関連記事
【SALE】2017夏セール開始!オススメあれこれ

まだ夏本番も到来していないので、あくまで予想ですが。
春夏にもデニムは実際に流行していましたし、このままトレンドは続くと思います。デニムだもの、実用性高いもの。

簡単に言えば、「春夏のデニムの上に、ニットやアウター着ちゃえばいいんだよ!」ですね、はい。

http://www.fashionsnap.com/collection/toga-virilis/2017-18aw/gallery/index19.php

どんなデニムを履くかは、もちろん自由!
お好みのものを、お好みのイメージに合わせて、楽しみましょう。

参考になれば、幸いです!

Farfetch.com (ファーフェッチ)

6 Comments

  1. もつさん

    デニム苦手なんです(知らんがな
    特にブリーチやボロ加工は本当に全滅。
    ユニクロで買った濃紺ストレート1本を大事に愛用しています。
    “デニムこそしっかり今のデザインを取り入れて“
    などの雑誌記事を見る度に慄いていたのですが
    「ノンウォッシュ×ストレートのデニムなどは大正義の大定番」
    なのですね。本当に安心しました。

    といいつつ今季ドリスのデニム、上記1.バギー テーパードを買いました。
    Gジャン(ぼっこし短ラン)も買っていたので上下揃ってしまいました。
    こ、これは 短ラン+ボンタンで、懐かしのヤンキー姿!!!
    まさかこの歳でそこへ行き着くとは…。
    でも最高にカッコイイです\(^o^)/

    • デニムが苦手なのに、ドリスで買うとは勇気がありますね(値段的に
      でもドリスのデニムって、値段もそこまでは高価ではないし、ドリスのデザイン性の高い服に合うように作られているので、いい感じにやりすぎ感がなくて使いやすいものが多いですが 笑

      私は逆に、ど定番デニムがダメ…というか物足りないというか 笑
      ダメージ加工やルーズシルエットのものばかり、集めてしまいます。

      なんだかんだ、私も一番愛用しているのは、無印の濃紺スリムテーパードデニムです。
      犬の散歩からちょっとしたお出かけまで、大活躍です。
      無印さんには、ずっと作り続けて欲しい!

  2. WD

    最近、ダメージものと呼ぶのか、破れた(風の?)ジーンズを履いている人をよく見かける気がします。

    僕自身は、ジーンズ型の黒の綿パンツはとても頻繁に履くのですが、デニムはこのところ本当に履かなくなりました。特にブルーデニム。
    あくまでも自分の好みなのですが、上半身にえんじ色を持って来ると、ブルーデニムのボトムスは、淡い色のでも濃い色のでも、合わせにくいように見えてしまうのです。えんじ色の使う量、面積を調節すれば、合わせられるのかもしれないですが…(記事中のドリスの画像のように)

    でも興味が無くなった訳ではなく、アイテムとしては気になっています。中でもリメイクデニムはデザインとして面白いなあと思います。

    7/2に(暑い中)やっとセールに行きました。目をつけていたのに対象外だったものもありましたが、買い物をしてしまいました。

    http://nuevavista0.xyz/2017/06/10/post-4093/
    または
    https://www.farfetch.com/jp/shopping/men/loewe—item-11996948.aspx?storeid=9260&from=search&ffref=lp_pic_1_3_

    芸能人の方も結構着られていることを、買ってから知りました(複雑な気持ちです)。
    以前お店に行った時に試着したそのサイズのがピンポイントで残っていたこと、50%オフだったこと(30や40%ではなく)に背中を押されました(笑)。

    • LOEWEのシャツとか、衣装で使うんですね。意外です 笑
      半額は大きいですね。このシャツなら、40,000円とかになっちゃう!
      爽やかで長く着られそうです、素敵なシャツですね。

      今季LOEWEのウェアがなかなか良くて、レディースでも良いなと思っていたものがいくつかありましたが、セールに行ったらサイズ欠け…。
      残念でした、やはり標準サイズは一般セールではすでにありませんでした 笑

  3. ぱんまつり

    ペグトップという見た目とギャップのあるかわいらしい響きの名称があったのですね
    リーバイスのシルバータブでよく見るかたち…くらいの印象でした
    シルバータブのフォントがまたスタイリッシュでなんだか全然合ってないんですこれが

    • ペグトップという名前を付けるブランド、付けないブランドとありますが
      一応は、ああいう特徴的な形には「ペグトップ」なんていう可愛い名前があるはずです。

      リーバイスのシルバータブに、いっぱいありそうですね!
      画像で検索してみたら、確かにフォントとのズレに味わいがあります 笑

Comment

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)