そのパンツのお名前なあに?
洋服は、形によって様々な名前が付けられています。
パンツも然りです…ややこしいですよね。
大きなお店にパンツを買いに行くと、種類別にズラーーーッとパンツが並んでいます。
パンツの種類や特徴をあらかじめ知っておかないと、何か選ぶのさえ困難だと思います。
私ですら「うっ!」となりますよ…サイズも豊富にダダッと積まれていて…もうこれどこから手つければいいんだよ!って!!!
今回は、パンツ種類多すぎ問題に際し。
主なメンズ用パンツの名称(主にシルエット)について、陽気にざっくりと解説します!
張り切って、いってみよう!!!
1.ストレートパンツ
名前の通り、真っ直ぐなシルエット。
細すぎず太すぎず、足のラインを出しすぎず、かといって隠しすぎず…。
「スタンダード」と呼ばれる場合もあります。
パンツの基本であり、定番型です。
ただ近年は時代の流れか、「ストレート」に分類されるパンツも、細身化が進んでいます。
下半身ムチムチさんには辛い時代ですな…。
有名な「リーバイスの501」は、ストレートシルエットのデニムの代表例かと。
2.ワイドパンツ
その名の通り、幅が裾までズドーンと広いパンツです。
身体のラインを拾わないほどの、ゆとりあるシルエットのものを指します。
「バギー」もワイドパンツの一種といえます。
2016年春夏シーズンのトレンドでもあり、各ブランドから発売されています。
どうしても個性的な印象になりがち。着こなすにも、慣れが必要かと思います。
3.スリムパンツ
その名の通り、全体的に細身のシルエットです。
腿からふくらはぎ、足首まで全部細めのものが、スリムに分類されます。
割と足の形が出ますが、すっきりとした印象に映り、合わせやすく人気のある形です。
細い分、動きにくいという欠点もあったりしますが…
欠点を補うべく、ストレッチ素材を採用している製品も多いです。
4.スキニーパンツ
レギンスか!?とタイツか!?あ、江頭か!!と思わせる、ピッチピチのパンツです。
履くと肌のように足にフィットし、脚やお尻の形がバッチリ出ます。
故に、足の形がきれいで細く、さらに長くないと、なかなか履きこなすのが難しいアイテムです。
一昔前に流行しましたが、好き嫌いも相性も大きく別れるパンツです。
ストレッチ素材を使うことがほとんど。いや伸びないと死んじゃう!!!(なにが
5.テーパードパンツ
裾に向かって細くなっていくシルエットを指します。
膝から下の部分の幅がギューン!と細くなるシルエットとも言えます。
足の形がきれいに見える、足長効果があるとして、男女共に非常に人気が高い形です。
気付けば、あれもこれもテーパード化!!!
「ストレートテーパード」「スリムテーパード」といったような説明がされることも、多いです。
この場合は、「お尻や腿部分は基本ストレート(スリム)フィットだけども、膝から下にかけてシュッ!と細くなっている、テーパード型だよ!」という意味です。
大抵、このように「用語の合わせ技」で説明されることが多いです。
お尻が大きい・腿が太いというコンプレックスがある方に、特に人気。
下半身ムチムチさんは、テーパードを選ぶと、脚がきれいに見えるかもよ!
【おまけ】ここまでの違い、一覧表
ここまでの5種類が、シルエットに関しては今時のスタンダードかと思います。
この5種類の違いを、簡潔に説明します!!!
1.ストレート=真っ直ぐのラインで全体的に適度なゆとり
2.ワイド=尻から裾まで全体的に太い
3.スリム=尻から裾まで全体的に細い
4.スキニー=江頭タイツ状態(ピッチピチ)
5.テーパード=膝から下にかけて細くなる形
一番ややこしいのは、スリム~ストレート~ワイドの線引きです。
どこからがスリムで、どこからがワイドなんだよっつー話だよ!!!
なにをスタンダード(ストレート)にするかは、ブランドによって差があります。
あるブランドのストレートは、別のブランドのスリム並のサイズ感だったりすることは、よくあります。
パンツこそ、実際にお店で比べ、履いて確かめるのが一番。試着を強くおすすめします。
6.クロップドパンツ(アンクルパンツ)
丈があえて短くなっているパンツのことです。
「アンクルパンツ」と呼ばれることも多いです。
7~9部丈くらいのちょっと丈が短いパンツ…くらいに捉えておけばいいです。ブランドによってこの辺の括り方は割とバラバラなので。
クロップドパンツの多くは、シルエットがスリムやテーパードと細め!
足首が出るデザインのため、主に春夏シーズンに販売されることが多いです。
7.リブパンツ
裾がリブ(ゴムでキュッとなるアレ)のパンツです。
最近流行の「ジョガーパンツ」なんてのも、裾にリブが付いている以上はリブパンツの一種です。
スラックスの裾にリブが付いていれば、それもリブパンツの一種です。
リブがキュッ!とフィットするため、足首が締まって見え、足が細く見える説があります。
スウェット素材でゆったりとしたもの、スラックスのようにきちんと見えるもの、種類は様々です。
8.サルエルパンツ
股下が深い、イスラム文化圏の民族衣装のようなパンツです。
サルエルといっても股下の深さはモノによって様々…。
スカートのような筒に足首を出す穴だけが付いているデンジャラスなものから、若干股下がゆったりしているくらいのさりげなーいものまで。多種多様です!
適度なサルエルならば見た目も奇抜すぎず、お尻や股の辺りをひっそりとカバーしてくれますよ。
9.ブーツカットパンツ
一昔前に流行りましたね「ブーツカット」
腿から膝までは細身で、膝から裾にかけて広がっていくシルエットのものが、ブーツカットです。そう、テーパードとは真逆だね、そうだね!!!
「カウボーイパンツ」「ベルボトム」「フレアーパンツ」などと呼ばれたりもします。
今は真逆のシルエットである「テーパード」がトレンドということもあり、お店では滅多にお目にかかりません。
今注目の”70年代”ぽいアイテムですが…正直いま履くのはちょっと難しいかなあ…(小声
10.ガウチョパンツ
2015年にレディースで大流行したガウチョパンツ!
裾広がりの、ゆったりとした7部丈程度のワイドパンツのことです。
ワイドパンツのトレンドに乗り、2016年はメンズでも結構登場しています。
さすがにレディースほどヒラッ★テロッ★とはしておらず、「丈が短いワイドパンツですが、なにか?」といった感じに仕上がっているものが多いです。
7部丈のため、フルレングスのワイドパンツより見た目の軽さがあり、コーディネイトしやすいのがポイント。
身体のラインを拾わないため、体型カバーも期待できます。
…が、どうしても若い印象ですね。基本的には、若者向けだと思います。
以上になります!
リクエストのもと、パンツのシルエットを中心に、簡単に解説しました。
あくまでも、買い物に行った時なんかに困らない程度のざっくり解説です、ご了承ください!!!
そのうち、今回の記事に関連したコーディネイトに役立つ系の記事が登場するはずなので、お楽しみに!
関連記事:【基礎知識】覚えておきたい!メンズブーツの定番形 10選
※追記
やっぱり足りない!と思い、続編を書きました。よければ。
続編記事:【基礎知識】ついでに覚えたい!メンズパンツの定番型 10選
参考になれば、幸いです!
プラハ
リクエストに応えていただき感動しております。
こうやって写真をみながらパンツの形をみると面白いです。
コーディネート編も楽しみにしております。
本当にありがとうございました。
chanboo(管理人)
いえいえ、リクエストありがとうございました!
シルエット系の用語を中心に10選んだのですが、いざ考えてみると非常に沢山の名称があり、我ながら戸惑いました。
デザイン中心にあと10種くらいイケそうな気がします。またやるかもしれません 笑
お話にありました相性編も別途お届けしますね(構想中
少々お待ちくださいませ!
ymst
面白くて頭にスッと入りました。わかりやすいです、ありがとうございます!
最近のストレートは確かに細くなっていると感じます。標準サイズが小さくなっているでしょうか。
テーパードも本当に多くて、テーパードじゃないパンツを探すほうが難しいくらいです(^^;;
実際スタイルが良く見えて、ついつい選んじゃうのも事実ですが。
コーディネイトに関する記事も楽しみにしています!
chanboo(管理人)
参考になったなら、なによりです!
おおまかな解説ではありますが、お買い物に行って選ぶためなら、これくらいの認識でいいと思うのです。
最近はスリム+テーパードのパンツが非常に多いですよね!
幅も細くなっていますね。インチの問題ではなく、「普通」とされるサイズが細くなっていると感じます。
時代の流れですかね。平均身長も体重も変わっているわけですし…。
コーディネイト編は少々お待ちください!